安心安全のために

2021
08.30

在宅酸素療法時における火災予防上の留意事項について

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、在宅酸素療法を行う自宅療養者が増加しています。

在宅酸素療法に使用する酸素濃縮装置、液化酸素装置及び酸素ボンベの使用中に、喫煙等火気使用が原因と考えられる火災が発生していることから、これまでも厚生労働省医薬・生活衛生局及び日本産業・ガス協会等において注意喚起が行われてきたところです。

在宅酸素療法を行う際は、酸素吸入時の火気の取扱いについて、以下の事項に十分注意してください。

 

①高濃度の酸素を吸入中に、たばこ等の火気を近づけるとチューブや衣服等に引火し、重度のやけどや住宅の火災の原因となります。

 

②酸素濃縮装置等の使用中は、装置の周囲2m以内には、火気を置かないでください。特に酸素吸入中には、たばこを絶対に吸わないでください。

 

③火気の取扱いに注意し、取扱説明書通りに正しく使用すれば、酸素が原因でチューブや衣服等が燃えたり、火災になることはありませんので、過度に恐れることなく、医師の指示通りに酸素を吸入してください。

 

 

 

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